手順書・要領書の重要性について

今月から新年度が始まり、新人が入ってきたという会社も多いのではないでしょうか。

さて、今回は各種業務の手順書・要領書についての話です。

私が今まで見てきた限りでは、何がしかの危険を伴う工場や工事の現場業務については、手順書・要領書が整備されているケースが多いものの、事務所の業務については作成されていないケースが結構多いように感じます。

現場よりも相対的に人員が少ない事務所においては、業務によっては担当するのは1名のみというケースもあるため、手順書・要領書が無い状態で、病気やケガで一定期間会社を離れると業務の停滞を招きかねません。これは現場・事務所を問わず、最近の新型コロナウイルスの流行期に、複数部門の社員が罹患して不在になり困ったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

このようなときに手順書・要領書があれば、ダメージを少なくすることができます。また新人の教育においても、手順書・要領書が有るのと無いのでは、新人の吸収スピードに大きな差が出るでしょう。

一般的に、手順書・要領書を作成するのは大変というイメージがあるかもしれませんが、私の経験では、たとえA41枚の簡単なものでも、有るのと無いのではかなり違いますので、もし整備されていない部門がある場合は、業務の効率化を図るためにも、A41枚からスタートされてはいかがでしょうか。

一覧へ戻る